【チップによる調整法方(剛性感(乗り味)、ハンドリングの向上】
2011.12.21
| 調 整 の 必 要 性 |
一言で言うと、乗り味が良く、走りの良い車はボディ剛性感(ボディバランス)が良く、足回りとのバランスが優れた車
なのです。しかしながら、金属疲労、部品の経年劣化等により新車購入時の乗り味は何処かへ。。。消耗品(ブッシュ、マウント類)
を交換しても乗り味は思い描いたようには甦ってはくれません。
車両剛性はスポット溶接、ウレタン充填等で上げることもできますが、走行しながらバランスを取ることは出来ないので、全体の
剛性を上げることだけの作業となります。剛性は良くなっても、剛性感(走行時の剛性感(動的剛性バランス)は良くはなりません。
一旦行った作業はもう元に戻すことはできません。高いお金を出して作業しても、なかなか思い通りの剛性感に戻せないのが現実です。
良く聞かれますが、剛性は良くなれば良くなるほど、剛性感(走行時の剛性感(動的剛性バランス)も良くなる?答えは「NO」です。
剛性を上げることはタワーバーの装着や、スポット溶接等で一般的には可能です。しかしながら、車にとって最も大事なのは
「剛性感があり確実で安心してコントロールができる剛性感(走行時の剛性感(動的剛性バランス)の良い車」なのです。
剛性感(走行時の剛性感(動的剛性バランス)が上がると運転が楽しく感じられます。ハンドリングが軽快になり思ったように曲が
ってくれるし、高速道などでのレーンチェンジがスムース且つ安全に行える。コーナーを曲がるときにも不安を感じないで運転する
ことができるようになるのです。 目指すべき車は「剛性感(走行時の剛性感(動的剛性バランス)が良い車」ですね。
剛性向上と剛性感向上は違うんです。 剛性の強弱を巧く付けてあげることで剛性感は良くなる。こう理解して下さい。
チューンチップなら何度でも簡単に装着位置を変更できますから、愛車に合った剛性感、剛性バランスに調整できます。
チューンチップでじっくりと調整してみて下さい。車の剛性感やバランスが理解できる様になり、調整がおもしろくなってきますよ。
車の乗り味、ハンドリングが良くなり、人馬一体の感覚がおわかりになると思います。

調整の基本、先ずは最も重要な部分であるAピラー下部へ装着して1週間様子を観て下さい。
(もしくは、フロントサイドメンバー、サイドシェル前方ジャッキアップポイント近くでも有効)
車の剛性が良くなった場合には操舵感覚が今までと違うはずです。ハンドルが多少重たく感じる
場合がありますが、これは異常ではありません。剛性バランスが変化し、タイヤの接地性が上がり
ハンドルが重たく感じるのです。
この方向に変化している場合はバランスは良くなっていると言えます。いつものコーナーでのハンドリン
グが楽しくなっている事と思います。
フロントの感じは良くなったのだけれど、リアがゴツゴツして跳ねるような軽い感じがする場合はチップ
をサイドシルから後方へ移設して観て下さい。バランスが変化するはずです。
リアエンドまで移設して様子を観たけれどバランスが取れなくてリアがばたついている場合には、
リアの剛性不足が考えられますので、チップをCピラー、リアサイドメンバー、荷室上部等に
追加装着して下さい。
追加装着して行くと、高速道路などでのピッチングやロールに違和感を感じる場合があります、
そんな場合は、車の中央であるBピラーやクロスメンバー、センタートンネル等への装着で調整して
観て下さい。
上記の調整を行っていると自然と愛車との対話が出来るようになり、フロントのサスペンションをもうちょ
っと固めにしても良いなぁ、ショックの性能が悪いなぁ、Bピラーの剛性を上げたらもう少し良くなるかな...
と言った様に段々とわかるようになります。 調整の方法は、愛車のコンディション、好きな剛性感の
違い等を考えると無限大にあると思いますが、基本的には「Fun to drive」が出来るように調整できま
すので時間を惜しまず、ステップバイステップ、トライ&エラーで楽しんでください。
純正車両で車高調やローダウンサスペンション、ショック、インチアップタイヤ、幅広タイヤを装着して、
「ゴツゴツ、ゴトゴトして乗り心地が悪くなった。」と良く聞きます。
その大きな原因は路面からの入力がタイヤ、ホイル、ハブ、アーム、サスペンションやショックアブソーバ
を経て変更された足回りより弱いボディにもろにつたわるからです。(下図 ボディ強度は同じ条件)
(レーシングカー等はボディ剛性が高いのでバネレート20kgオーバーでも足回りが固く感じないのです。
左図はしっかりした剛性のボディの場合 右図はけいれん劣化したボディの場合

上図右の場合は足回りがしっかりしてはいるのですが、これだとボディがよじれてしまってミシミシ鳴る
でしょうね。足だけで走っているようです。ストラッド部には、割れ、クラックが発生するかも知れませんね。
最近のローダウンブーム?からか、足から強化されている方が多いようですが、それは間違いです。
剛性のないボディに、固いサスペンションは最悪な乗り心地ですね。格好良さだけに騙されてはダメですよ(^^;
この様な車両の場合は、剛性感にとって一番大事なAピラー部やフロントメンバーの強化は勿論の事、
ストラッド部等、全体に渡ってボディバランスを調整し直す必要があります。
どっしりとした乗り心地重視のコンフォータブルな調整にはCP-D(FL-ST)やCPEシリーズ、X-Dimension(Body)、
X-Dimension(Flex)、Real(X-Hybrid)を多く使用されると良いでしょう。
しっかりしたスポーティな走りを追求するのであれば、BLB-SP(X-Dimension)、X-Dimension(Body-SP)、
X-Dimension(Body)、X-Dimension(Flex)、X-Dimension(Strut)を中心としたボディの調整から取り組んでから、
X-Dimension(Stabi)、X-Dimension(Damper)、X-Dimension(Brake)等で脚を強化すると良いでしょう。
| 各種チップの違い |
ボディ剛性向上のためのチップの混合装着調整に関して
下図の様にエナジー量、種類、またボディの材質、接合の有無によって伝達範囲には違いがあります。
広い範囲にエナジー伝達できるチップ、狭い範囲で伝達するチップ、エナジーが強いチップ、弱いチップ
を無限大に組み合わせることで、無限大の調整が可能となります。
最高に調整できる場合もありますし、装着しただけで調整無しの状態ですと逆に貼らない方が良い場合も
あります。

*実際にはボディ右側も対象となるように装着してチューンして下さい。
図のチップは旧型チップとなりましたので、SEMはX-Dimension(Basic)に置き換えて下さい。
*ボディ調整には歪みの逃げ(遊び)が必要です。チップの種類で強弱を付けると旨く調整できます。
最新のCPEシリーズ、X-Dimensionはエネルギー伝達範囲が非常に広くなっております。
下記の図は最新のCP-D(FL-ST)でのエネルギー伝達を解りやすくイメージ化したものです。ご参考下さい。

| 調整の要領 |
| ボディ調整の実際(UFJ31の場合) |
Aピラー部
Aピラー上部は直進安定性、足回り動きが向上する傾向
Aピラードアヒンジ近くへ
X-Dimension(Flex)には効果の方向性がありますので、シリーズに並べて設置する際には、磁力の向きを合わせて下さい。
サイドシェル部、センタートンネル部
Aピラー下部からサイドシェルはピッチングが減少し、乗り心地が良くなる傾向
センタートンネル部は直進安定性の向上
フロントフロアへの装着例
効果の方向性がありますので、シリーズに並べて設置する際には、磁力の向きを合わせて下さい。
リアフロアに
リアシート下のセンタートンネル近くのフレームに
フロントサイドメインバー部:
メンバーの後方 直進安定性が向上、ハンドリング向上、足元辺りの剛性が上がる傾向
効果の方向性がありますので、シリーズに並べて設置する際には、磁力の向きを合わせて下さい。
効果の方向性がありますので、シリーズに並べて設置する際には、磁力の向きを合わせて下さい。
フロントサイドフレーム、フロントクロスメンバー等のメインバー部
ハンドリングが良くなり、直進安定性が増す

ストラッドタワー部:
ストラッド上部や横はフロントの足の動きがクイックになる傾向
(ボディ剛性が弱い場合は脚が固くなる可能性あり)
効果の方向性がありますので、並べて設置する際には、磁力の向きを合わせて下さい。
フロントアーム(Aアーム、メンバー等):
コーナリングに安定するなど直進安定性、走行安定性が向上する傾向

サイドシル部(クロスメンバー部)ジャッキアップポイント(フロント&リア):
*剛性感が向上し、どっしりとした重量感のある乗り心地になり、走行が安定する傾向

Bピラー部:
中央部に多く装着するとピッチングが増える傾向にある。(前後のボディバランスを整える意味で装着すると良い。)
X-Dimensionチップの場合はピッチングが減少し、どっしりと乗り心地向上する可能があります。
効果の方向性がありますので、シリーズに並べて設置する際には、磁力の向きを合わせて下さい。
Cピラー部:
*リアの剛性が低いと後部座席に乗ると跳ねる感じがして気分が悪くなってくる。
原因はリアのスプリングレートが高すぎる(4,5名乗車時は丁度良いのだが。。。)
リアメンバーへの装着(車両下部)もお薦め!!

リアメンバー部:
*コーナリング時にリアが安定し良く曲がり、乗り心地も向上する傾向

クロスメンバー部:
*フロントクロスメンバー(ラジエターサポート部フレーム)や運転席下部、後部座席下や後、
それぞれ捻れ剛性向上により直進安定性向上の傾向

リアハッチ、トランクハッチ部:
*後部の捻れ剛性向上によりコーナリング時の安定性、乗り心地、直進安定性向上の傾向

| 足回りの調整 |
ダンパー、サスペンション、スタビライザー等の調整
ダンパー(ショックアブソーバー)の調整
足回りの調整はあなたが走る常用速度域によって違ってきます。
普通乗用車の場合、スプリングレート(バネの強さ)もショックアブソーバーも時速100km以下で走る場合を
基準に決められている場合が多い。
最近の車でも100km巡航で恐いくらいにピッチングしたりする場合もあるけどね。
ショックアブソーバーの性能はX-Dimension(Damper)、SEAM(quark)や
チューンチップペイントで調整可。
乗り心地の好きずきによって調整方法は異なるのですが、ショックの性能は高いほうが良いね。
今までピッチングしていた車がウソのようにしなくなるからだ。
ボディは一定の高さを維持して、猫の足の様に衝撃を吸収してくれる。
並べて設置する際には、出来れば2〜3cm離して装着下さい。

コーナリング時のロールを押さえ車体の傾きを安定させるのが
スタビラーザーの働き、スタビラーザーはX-Dimension(Stabi)、SEAM(quark)、ペイント等
をスタビの曲がり部分近くに装着してスタビ強度を上げてください。
チップで超過しても乗り心地の悪化はせず、むしろ乗り味が良くなり、安定して走行できるようになります。
サスペンションの調整
スプリングの硬さの調整はチューンチップペイントで可。
履いているホイールの重さや、一般公道仕様にするのか、スポーツ志向にするのかで違ってくるので
チューンチップペイントを塗る際は半巻き分からスタートしよう。
ボディ剛性が上がって、猫足になりすぎた場合に最適!

タイヤのゴム質を改善する
マイルドミストスプレー、ホイール用チップ(X-Dimension(Wheel)やSEAM(quark)
チューンチップ装着例 昔の資料ですが、ご参考下さい。